極楽とはどんな所だろう

f:id:adriared333:20171123141551j:plain

 

 

ところで、その極楽とはどんな所だろう。蓮の葉の上に乗っかってただゆらゆら揺れているだけでは仕様が無いじゃないか。

 

極楽にも、あの湯気の立つ羹(あつもの)をフウフウ吹きながら吸う楽しみやこりこり・・・・皮の焦げた香ばしい焼肉を頬張る楽しみがあるのだろうか?

そうでなくて、話に聞く仙人のようにただ霞を吸って生きて行くだけだったら、ああ厭だ、厭だ。

そんな極楽なんか、真平(まっぴら)だ!仮令(たとえ)辛い事があってもまたそれを忘れさせてくれる。堪えられぬ怡(たの)しさのあるこの世が一番いいよ。少なくとも俺にはね。」

そう言ってから八戒は、自分がこの世で楽しいと思う事柄を一つ一つ数え立てた。

夏の木蔭の午睡。渓流の水浴。月夜の吹笛。春暁の朝寐。冬夜の炉辺歓談。…何と愉しげに数多くの項目を彼は数え立てたことだろう!

 

 

                      中島敦『悟浄歎異』

 

 こんにちは。四柱推命鑑定士の水響です。また小説の引用からです。

八戒の「この世の楽しみ」が本当に魅力的で、この世を謳歌してるな!って思うとこっちも楽しくなりますね~!

この世の辛さも、楽しさも、辛くも楽しくもない、ごくフツーのことも、全て全てがこの身に表現された僥倖として味わうことが出来たら…

 

この世は極楽です。

 

夜から降り続いた雨がすっかり止んで、きれいな青空が広がっています。

あなたが幸せでありますように。

穏やかでありますように。

安らかでありますように。